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ムサシトミヨに会いに「さいたま水族館」へ

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「2024年コッファのテーマ」の勉強のため「さいたま水族館」に行ってきました。

「さいたま水族館」は羽生水郷公園にある淡水魚をテーマにした水族館。埼玉県に生息する淡水魚、全約90種の中から約70種を展示しているという、日本の淡水魚好きにはたまらない水族館になっています。幼い頃に遊んでもらった魚たちに再会することができます。

かなり大きなウグイ

日本の淡水の在来種、外来種を見ることができます

館内に入ると水槽が魚の生息する流域ごとに展示されています(トップバッターはニッコウイワナ!)。
こちらには在来種だけではなくブラックバス、アメリカナマズ、アメリカザリガニ、ウシガエルのような外来種も展示しているので、在来種、外来種が同じ河川や湖沼で生活しているイメージを持つことができます。

館内には他に外国の大型淡水魚が展示してあったり、館外の池で鯉に餌をやることができたり、巨大チョウザメが大量に泳ぐ池があったり、コツメカワウソのパドックがあったりと盛りだくさんです。

大きなニッコウイワナ。迫力があります

貴重な「ムサシトミヨ」をじっくりと観察します

私が「さいたま水族館」に来たかった一番の理由は「ムサシトミヨ」が展示されているから。ムサシトミヨは現在では熊谷近くの元荒川(調べるとけっこう街中です)の上流にしか生息していなく、ここがなくなると地球上から姿を消してしまう貴重な魚です。レッドリストでは「絶滅危惧IA類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)」に分類されています。

ムサシトミヨの属するトゲウオの仲間は、水中に鳥のような巣をつくり子育てをするという、とても珍しい特徴をもっています。きれいで冷たい水にしか生息することができないため、徐々に生息域が狭まり、現在は元荒川にしかいなくなってしまいました。
そんな知識を持っていたからなのか水槽のムサシトミヨはとてもはかなげに見えました。思っていたよりもずっと小さい。
ただ現在は熊谷市 ムサシトミヨ保護センターでの保護活動が実を結んでおり、数が増えているという話も聞くので、現在の活動が続けられるよう微力ながら応援したいなと思いました。

分かりにくいですが左側中段にいます

さいたま水族館の見学には1時間30分くらいかかります

さいたま水族館は内容が盛りだくさん。1.5時間くらいはすぐに過ぎてしまうので、余裕をもってお出かけください。(外のレストランに「羽生丼」と書かれた写真付きの看板があり、内容の説明が一切なかったので怖くて手が出ませんでした。気になっています。)

コッファ2024年のテーマはもう少し形になってからご報告します。お楽しみにお待ちください!

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この記事を書いた人

コッファでグラフィックデザインを担当しているカワシマです。普段はカタログやウェブサイトなどを作っています。

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