「さいたま国際芸術祭2023」は12月10日まで大宮駅周辺で開催されている美術祭。メイン会場は「旧市民会館おおみや」。その他、駅周辺の様々な会場で展示やイベントが行われています。
ディレクションは目[mé]です
メイン会場のディレクションをしているのが現代芸術活動チーム 目[mé](め)。目[mé]は2019年千葉市美術館で行われた「非常にはっきりとわからない展」で評判になり、2021年東京に巨大な顔を浮かべた「まさゆめ」で人々に衝撃を与えました。
「旧市民会館おおみや」内の様々な場所が展示スペースです
メイン会場は「旧市民会館おおみや」。展示は建物をフルに活用しています。演奏中の舞台のすぐ後ろとか、演者の楽屋とか、給湯室とか、普段は入ることができない場所に入ることができます。
また、会場は透明のパーティションで区切られていてダンジョンのよう。見えているすぐ近くに行けないもどかしさがあります。いただいたマップを見ながら進んでいきます。順路は特に決まっていません。
展示はいろいろな仕掛けが満載です
「作品らしい作品」もたくさん展示されていますが、行けない場所にコーヒーカップが置いてあったり、観客だと思っていたら作品の一部だったり、さっきなかった場所にレモンを積んだ自転車が倒れていたりと、いたるところに「作品らしからぬ作品」があります。
そして会場の外、大宮駅周辺には「スケーパー」と呼ばれる人やものの仕掛けがあり、大宮駅に着くまで気が抜けない状況が続きました。何を見ても怪しく感じます。
時間に余裕をもってお出かけください
「さいたま国際芸術祭2023」は12月10日まで。興味のある方は是非訪れてみてはいかがでしょう。全てをまわるのに時間がかかるので(私は3時間弱かかりました)余裕をもってお出かけください。私は来月もう一度行きます!