
私たちが日々口にしているものの多くは「ネオ日本食」
「ネオ日本食」はトミヤマ先生が発見、言語化した新概念で、もともと海外のものだったが日本に持ち込まれ、独自進化し、広がり、定着した食べ物、飲み物のことを指します。
「ネオ日本食」に含まれる食べ物はカレー、ラーメン、ナポリタン、餃子、トンカツなど列挙にいとまがなく、私たちが日々口にしているものの多くは「ネオ日本食」ということになります。
著書では「ホットケーキ」「パフェ」「たらこスパゲティ」など8種類の「ネオ日本食」を取り上げ、それぞれお店を取材し、ネオりの経緯やこだわりを紹介しています。途中に挟まれているコラムも面白くて、すぐに名古屋に行きたくなりました。あんかけスパゲティは是非食べなくては。。あんかけだけじゃないな。名古屋は1日では全然足りないなと。
「ネオ日本食」の概念にはじめてふれたのは8年前です(自慢)
トミヤマ先生の「ネオ日本食」は8年前(検索するとmiyearnZZさんの書き起こしが見つかりますので是非お探しください)TBSラジオの「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル(通称タマフル)」という番組でお聞きしたのが初めてでした。面白いこと考えるなーと放送を何度も聞き返しました。そして宇多丸さんとのやりとりが面白かった!(中華丼、冷やし中華のくだり最高です)
あの放送から時は流れ「ネオ日本食」が本の形になりました。なにやら感慨があります。

「飯島奈美 LIFE」で紹介されたナポリタンのレシピはネオ日本食でした
「ネオ日本食」を読み終えて改めてつながったのは飯島奈美著「飯島奈美 LIFE」(2009年)で紹介されたナポリタンのレシピ「おとうさんのナポリタン」。この工程に「パスタをのばす」があります。今思えば「ネオ日本食」の再現レシピです。作ってみるとこれが美味しい。アルデンテが絶対ではなかった。
それまであまり食べてこなかった喫茶店のナポリタンが気になり始めたのも「おとうさんのナポリタン」を食べた頃から。それからしばらくたってラジオで「ネオ日本食」の概念を聞きすっと胸におさまったのは、飯島さんのレシピきっかけで喫茶店のナポリタンを何度も食べていたから。

紹介された全てのお店を履修していきます
最後に、この本に出てくる料理写真ですがどれも美味しそうです。表紙の「ぽん多本家」さん! カツレツの写真はアウトです。行きたすぎます(少しお高いので何らかのハレにかこつけて)。ホワイト餃子さんもあえて野田本店に行きたい(営業時間があれなので有休が必要)。その他も行ったことのないお店ばかりなので本を見ながら一つ一つ履修していきたいと思います。ごちそうさまでした!
